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タジキスタンで会った人たち(その2)

タジキスタンにはタジク人だけが暮らしているわけではありません。長い歴史を経て、ウズベク人やキルギス人も住んでいます。こと、タジク人とウズベク人がそれぞれ「民族意識」を持つようになったのは、ソヴィエト連邦当時に外部によって定義づけられたからとも言えます。

話がそれましたが、ソヴィエト連邦当時、連邦内の各地からタジキスタンに移り住んできた人がいました。本人の意志によるものもあったでしょうし、政府に強制された人もいます。スターリン政権当時、極東の沿海州から中央アジアに強制的に移住させられた朝鮮人の子孫に私も何度か会ったことがあります。

私たちのNGOの事業で支援した人のうち、そういうソヴィエト連邦当時に移り住んできた人の話です。

この女性は自らをタタール人と名乗っていました。タタール人は20世紀半ばまでクリミア半島で暮らしていた、いわゆるチュルク(トルコ)系のイスラームを信仰している人たちです(各地で混血が進み、この定義づけが意味をなさない場合があります)。この人たちもソヴィエト連邦当時(スターリン政権下だったでしょうか)、強制的にクリミア半島から中央アジアに移住させられたそうです。この女性がどこから来たのか、詳しく尋ねる時間がなったのですが…

今では、タジク人と結婚し、一族で暮らしています。次回紹介するロシア人女性と比べ、家族が近くにいるだけでも幸せなのかもしれません。


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